鳥居をくぐって
寺とか神社とか鳥居とか。
命婦稲荷社(鉄輪井)
花咲稲荷を出て、松原通に戻り、東へ2本目の筋を南へ。
ファッション専門学校を通り越して、ここ。

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「謡曲傳示 鉄輪跡」と書かれた石碑のある、この狭い引き戸。

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こう書いてあって、戸も開いていたので入ってみる。
ちなみにこの左側に2,3件の、個人のお宅の表札も。
この奥に、史跡と個人宅があると言うことで、とても入りづらい(;^ω^)

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命婦稲荷。

P1210645.jpg

手水。

P1210642.jpg

本殿。

P1210648.jpg

鉄輪井と、鉄輪社。

自分を捨てて後妻をもらったことを恨み、丑の刻参りをした女が、
安倍晴明に調伏され、この鉄輪井のあたりで息絶える。
それで鉄輪と共に霊を弔い、鉄輪塚を築いた。

昭和十年、鉄輪井の横に祀られていた氏神、命婦稲荷を再建する際、
鉄輪井も整備したところ、土の中から、鉄輪塚の石碑が発掘され、
鉄輪大明神の御神体として、鉄輪社に祀られた。

また、鉄輪井は縁切り井戸としても有名で、
昔はこの井戸の水を相手にのませると、縁が切れると言われていた。
現在、井戸は涸れてしまっているが、ペットボトルの水を持ってきて、
鉄輪井に供えて祈り、持ち帰る人もいるんだとか。

手水のところに、「飲んだり持ち帰ったりしないで」
という貼り紙があるところを見ると、手水の水を変わりに持ち帰る人もいる、
と言うことだろうか。


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コメント
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ここは不思議なところですね
猫舌さん、こんにちは。
たびたびコメントします。

自分が初めてここを訪れたのは、
一昨年「松原通編」を書いていたときでした。
実は、この「鉄輪」には後日譚があって、
呪詛を返されて死亡した女性の怨霊が鬼女となり
今の松原堺町の辻で若い男を食い殺した……
というものです。
そこで渡辺綱がその鬼女を切り捨てた
という英雄譚になっています。

多分これは江戸時代くらいに
誰かが創作したのだと思います。
ただ、そういう話が作られるくらい命婦稲荷は
かつては多くの信仰を集めたのでしょう。
結局、自分は悩んだ末に
この辺一切をブログには書きませんでしたが……
2013/08/31(土) 15:28:01 | URL | byぴのぴな (#-) [ 編集]
Re: ここは不思議なところですね
こんにちは。
いつもありがとうございます。

不思議というか、謎なのは、何故ここに戸が付いているのか?
と言うことでした。
(あ…そこじゃない?(;^ω^))

渡辺綱の話は、ここでいただいた由緒書きにも書いてなかったので、
勉強になります。
渡辺綱は、坐摩神社に行ったとき、
渡辺姓発祥とかを調べたときにちょっとだけ調べました。
鬼退治で有名な方のようですね。
綱の鬼退治譚に、鉄輪の鬼女も足しちゃおう、みたいな感じでしょうか。

2013/08/31(土) 17:35:43 | URL | by猫舌=・ω・= (#-) [ 編集]
猫舌さん、こんにちは。
たびたびコメントを書きます。

前のコメントの補足です。
自分が渡部綱の話を知ったのは、
とりあえず自分が読み漁っている
民俗学の本のどれかを読んでいるときでした。
確か講談社学術文庫で、
竜神や天神の出自を紹介したり、
稲荷信仰と御霊(怨霊)信仰の関連を
書いたりしていました。

渡辺綱と東京の浅草寺との関連を書いた後、
酒呑童子や茨木童子の退治譚を紹介して
その後に「鉄輪の鬼退治」が書いてありました。
鬼(怨霊)が「辻」に現れる意味と、
それを渡辺綱が倒した意味が書かれていました。

ですから、この話は謡曲とは出自が違います。
その辺が、由緒に書いていない理由と思います。
(だいぶ後に付け足された話という面も
大きいでしょうが)
2013/09/01(日) 03:05:30 | URL | byぴのぴな (#-) [ 編集]
こちらの方も何年か前に行ったことがあります^^
社の奥に民家があって人が住んでいて
「ここ。本当に入ってイイの・・・?」と、
しばらく入り口でウロウロしていました^^;
入って社の前に来たとき、後ろを人が通っていって「ただいま~」って言っていました。
私にとっては不思議な所でしたが、住んでおられる方にとっては、日常生活の一部。
京都の文化を垣間見た気がしました。
2013/09/01(日) 08:10:59 | URL | byコロポックル・よめ (#-) [ 編集]
Re: ぴのぴな様
ちょっとwikipediaで調べてみたら、
渡辺綱と、安倍晴明って、30年ほどしか違わないんですね。
稀代の陰陽師が調伏した鬼女が、数十年でまた暴れ出すとか、
(いや、下手すると数年?)
陰陽師、後処理ちゃんとしてなかったんかい、ちゅう話ですね。
夢のない言い方すると、どっちも創作だけど、
陰陽術より、切り伏せる方が、爽快に感じたんでしょうかね。
2013/09/01(日) 23:10:16 | URL | by猫舌=・ω・= (#-) [ 編集]
Re: コロポックル・よめ様
入り口入りにくいですよね。
私が行ったとき、戸が開いてたので
おそるおそる入ってみました。

へたれなので、閉まってたら、
表だけ写真撮って帰ってたかも(笑)
2013/09/01(日) 23:27:28 | URL | by猫舌=・ω・= (#-) [ 編集]

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